中学受験も本格化してきた4年生。3年生までは「受験しようか、やめておこうか」と悩んでいた人々もはっきりと方向が見えてくるころです。
そうすると、出てくるのが
などのお誘いです。
実はこれ、うまく行動しないと、志望校を見定める機会を逃してしまうことになるかもしれないのです……。
文化祭や、オープンスクールにどうやって取り組むのか、目的はなにか、そして上手いお友達効果の使い方など本日は書きたいと思います。
Contents
お友達と一緒に行くことのメリット、デメリット
オープンスクールや、文化祭に行く際に、お友達と行くのはメリットもありますが、デメリットもあります。
このメリット、デメリットを分かった上で、上手く使うことが大事です。
では具体的に、どんなお友達であれば一緒に行っても大丈夫なのでしょうか?
- 現地集合、現地解散などができる
- 約束を守ることができる、時間を守ることができる
- お互いの志望校について嫌なことを言わない
- オープンスクールや文化祭を楽しむことができる
- お友達と遊びに来ているのではないという前提を親が意識できる
それぞれの親子で学校に来ることの目的意識を持って一緒に行ければ、お友達と一緒に来ていることで楽しさがさらに加速して、志望校への気持ちに相乗効果をもたらします。
- 「一緒に行こう」ではなく「一緒に連れてって」と言う
- 「うちは見たいもの決まってないから、ついていくよ~」と言う
- 機嫌が悪くなると、ずっと引きずってしまう子
- 来ている学校の悪口を言う子
- お友達と遊ぶことに夢中で、学校をあまり見ていない、生徒さんと話そうとしない
自分の志望校見学でもあるオープンスクールや文化祭を、「一緒に連れてって」と言う人と一緒に行くと、アテンドまでしなくてはならなくなります。
それだと、自分たちが学校を見ることに集中できないので、本当に厳しいです。
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オープンスクールは「学校」を楽しむところ
オープンスクールは目当ての「学校」を、お試しできる大事な日です。
でもこの日をお友達と一緒に行って、全部いっしょに回ろうとすると、自分の目当ての授業やクラブを体験できない…などということがおこります。
これは本当にもったいない。
同じ学校を目指しているお友達だとしても、やりたい授業やクラブが全部同じ…という子はいません。もし一緒に行く場合は現地までは一緒に行って、あとは自由行動、自由解散などにするといいでしょう。
自由解散の良いところ
なぜ自由行動だけではなく、自由解散にするかと言うと、その子ごとによって学校の楽しみ方は違いますし、学校の雰囲気に合わなくて早く帰りたい子や、親御さんもいると思います。
また、「この体験授業ではこんなものがもらえた」「ここではこんなことをできた」と報告し合うことで、「私はもらえなかった…」「私はできなかった」など残念な気持ちになってしまうこともあります。
他人と比べなければ、自分のやった体験の中で「こんなことができた」「こんなものがもらえた」と良い気分で帰れたかもしれないのに…。
オープンスクールとは
志望校に想いを募らせるためにいく日です。
できるだけお子さんと向き合い、親子で学校に集中することが大事です。
なので、子どもが興味持ったものを自由に取り組むことが出来るようにしましょう。
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文化祭はお祭りではない、学校の生徒の様子を知るところ
文化祭というと、まるで近所のお祭りに行くような気分になります。
実際行ってみると、屋台は出ているし、各クラスの出し物は面白いし、まさにお祭り気分。
でも、ちょっと待ってください。
それで本当にお友達とお祭りを楽しむだけで、学校のすべてを見学することは出来るでしょうか?
ここでも、お子さんによって見たいものは分かれてくると思います。
ダンスが見たい子、演劇が見たい子、ステージ系よりもクラスの出し物が見たい子など様々です。
また文化祭では、受験生に向けていろいろプレゼントを用意している部活もあります。
これも先ほどと同じで、「私はもらった」「私はもらっていない」でがっかりしてしまうことが多く起こるでしょう。
学校によっては制作の体験などもあり、ここでも「私はうまく作れた」「私は失敗した」などということが起こります。
お友達と比べてしまったがために、文化祭の思い出がつまらないものになってしまうのは、本当にもったいないです。
お友達と一緒に行くのであれば・・・
できれば、家族だけで学校を確認する意味で行くのがおすすめですが、
もしもお友達と一緒に行くのであれば・・・
「こことここは一緒に回ろう」
と、意見が一致する一緒に楽しめるところだけ予定を合わせて、あとは自由行動にしておくといいかもしれません。
文化祭とオープンスクールは志望校を決めるための大事な日
志望校選びは、中学受験をする家族にとって、とても大事なことです。
お友達といっしょに合格することはできないですし、中学受験は自分との勝負です。
それなので、オープンスクールや文化祭では、「この学校はどんな学校なのか」をストイックなまでに、突き詰めることが重要です。
学校の見え方は家族ごとに違うもの
その家族によって、学校の見え方というのは大きく違います。
評判のいいAという学校があって、ある家族にとってAは最高の学校だったとしても、またある家族にとっては、あまり行かせたいとは思わない学校だったりします。
現に私も、塾で大プッシュされた学校があったのですが、まったく肌に合わず、娘もまったく興味を示さない…という学校がありました。
先生がおっしゃる良い点が、どれもしっくり来ず、その学校は候補からはずしました。
同行者の状況に合わせた使い分け
- 本命校は自分の家族だけで行く
- 子どもの気持ちを盛り上げたい場合は、お友達と一緒に行く
など、学校見学をする目的によって使い分けるといいでしょう。
学校見学はアクシデントがつき物
学校見学をしている時におこるアクシデントは、学校を目指すきっかけになったり、時には学校を嫌いになるきっかけになったりします。
そうしたアクシデントが起こったときに、お友達のせいにしたりしないよう、誰といっしょに行くかは自分が納得できる選択をしましょう。
私はこれで1回大失敗をして、娘の気持ちが第1志望校から離れてしまい、第1志望を変えることになってしまったので…ここに記します。←
文化祭への効率のよい回り方についてはこちら
オープンスクールの行きかたはこちらをどうぞ!
ブログ内には、実際に行った学校のレポートブログもあるので、ご覧下さい!
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