中学受験を始めるのは、いつからがいいのだろう。
これって、中学受験を考え始めたときに最初に悩むことですよね。
私も小学1年生からゆるゆる考え始めて、小3から中学受験への対策や塾などを始めたのですが、5年生を迎える今になって分かったことがあります。
結果から言うと、中学受験の対策は4年生からでいいと思います。
では小学3年生までどう過ごすのがいいのか?
先取り勉強のしすぎでおこる弊害や、小学生だからこその知育などをご紹介したいと思います。
Contents
中学受験をいつからやるか考えたとき、焦る親心
中学受験を考えたときに、一番惑わされたのがママ友情報です。
この時私が思ったことは
です。
そして焦り、さまざまな塾に説明を聞きに行き、闇雲に大手塾に入れようとしたところ、旦那さんからストップがかかりました。
そこで夫婦で話し合い、結局はうちの子に一番合った塾を選びました。
私は中学受験経験者の旦那さんのストップによって、なんとか冷静になれたのですが、ここで焦ってとりあえず大手に入塾してしまう人も多いと思います。
噂に踊らされないこと
なんだかよく分からず
「とりあえず頭の良いお友達が□□□の塾にはいったから、うちも入れておこう…」
とお子さんの性格をよく考えずに大手塾に入れてしまったり、
「ママ友の噂に登ったドリル]
などを全部取り入れたりするのはキケン。
私も小学校1年生の時から、さまざまな情報を漁り、
ドリルなどはいろいろ試したものの
中にはやっておいてよかったものもありましたが
しかし、いくつかはただ私の焦りを解消しただけ…
4年生も後半になってくると、闇雲に物量を解いたからと言って、こなせるテスト内容ではなくなってきます。
これは私が実際に経験したことで、たくさんドリルや問題集をやらせたのに、本当に塾での成績が上がりませんでした。
本質的に、興味を持って理解していないと、うわべの勉強ではなんともできないのです。
今は、日本地図を覚えるのがブームで、トイレに日本地図を貼り、眺め、白地図に地名を書き込んでいる娘。
そして、各都道府県の有名な名所などを書き込んで「私の行ったことがあるとこ地図」を作っているのを見て、「これが自ら行う学習なんだな…」と私が教えられました。
結局、幼稚園の時に購入した、公文の日本地図パズル。
これが一番日本地図に興味を持つ、良い教材でした。
小さいころから、良く二人でこのパズルをしていたのですが、「私と楽しくパズルをした」という記憶が、日本地図を覚えるのに一番いい刺激だったようです。
買った当初は特に覚えるわけでもないし、1年生になっても特段社会が得意なわけでもなく
というのが私の感覚だったのですが…
4年生になって急に、それぞれの県を形で覚えていることが分りました。
地球儀も小さい頃から触ることによって、世界感覚が身に付きます。
テスト前に無理やり詰め込んだ知識を、あっというまに忘れてしまうように…むりやりドリルで詰め込んだ知識は後々に花開くことはないのです。
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中学受験を始める前 小学3年生までにやれたらいい知育
中学受験をするために、小学3年生までにやれたらいいことは、以下です。
- 英検3級までの取得(小4までに取得する)
- 様々な土地への旅行
できれば県庁所在地、そして受験に出てくる歴史的建造物や名所 - 図形を実際に触ってみる
展開図づくりや、パズルなど手を使った体験 - 運動(水泳、バレエ、サッカー、バスケ、野球など)
- 基本的な計算練習、数独、100マス計算
- 漢字学習、漢検
- 親子の交換日記、お手紙
- 理科実験につながるような経験
- 本を読む、音読
また、サマーキャンプや、スキー合宿などに行って、親がいない団体の中での経験も数多くさせるのもいいと思います。
後悔していること
私の場合、
『1年生のころどうしても子どもが一人でどこかに行く…』
というのが耐えられなくて、参加させられませんでした。
- もしバスの事故が起きたら?
- もし川で何かあったら?
と考えると、一人でどこかに行かせる…
ということができなくて、結局行かせませんでした。
一人っ子親は、どこか子どもにかかりっきりになってしまうので、たまに客観的にみるためにもサマーキャンプなどは大いに活用するとよさそうです。
サマーキャンプの詳しい内容についてはこちら。
先取り学習について
先取り学習は、子どもが勉強を嫌にならず「もっとやりたい!」と言うようで数検なども取り入れ、やらせても大丈夫だとは思いますが、嫌がっているようであれば計算ドリルや100マス計算くらいに。
ただし、漢字だけは覚える以外に道はないので、ここだけはどんなことをしても覚えさせましょう。
漢検などを上手く使って、目標を立て着実に覚えることが大事です。
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中学受験を優位にするために小学4年生までに英検3級を取得しよう
小学3年生までにやることの一つに、英検があります。
英検は、本当にしっかりとやっておいた方が役に立ちます。
英検3級の恩恵(一例)
品川女子学院では
英検3級取得者には20点加点。
専修大松戸では
英検3級取得者には10点加点。
ものすごい、まさにボーナスポイントを稼ぐことができます。
英語は習っていて損になるものはないので、とにかく幼少期からフォニックスで英語の耳を養い、日本語の読み書きができるようになってからは英検Jrから始めて、小4までに英検3級を目指すのが大事です。
小5からは、一気に勉強の量が増えるので、4年生時の英検第3回受験である1月末の受験までに3級を取ると良いでしょう。
また英検が入試に関係ない私立中学校でも、英語は中学に入学すると、一番足を引っ張ることになる教科です。
入学後のことも視野に入れ、土壌を作っておくと、入学後に勉強の良いスタートダッシュが切れます。
小学生の英語について詳しくは、こちらのブログにもありますので、併せてご覧ください。
ちなみに、英検、漢検、数検を受けるときに通常通りにネットや書店で申し込むと、受験会場が思った以上に遠い場所を指定される場合があります。
そうならないために、準会場を抑えておくのも大事です。
準会場とは、主に塾などが試験会場になることが多いのですが、最寄りの塾を選ぶことができ、試験日も日曜受験だけではなく土曜受験の会場などもあるため、非常に助かります。
ほとんどの塾は、塾に通っている子どもしか受けることができないのですが、外部生を受け入れている塾もあります。
私がこれまでお世話になったのは、以下の塾です。
この三校は外部生OKでした。
最寄りに上記の塾がありましたら、問い合わせをしてみて下さい。
塾の雰囲気や、応対なども体験することができて、塾を選ぶ際の参考にすることもできるのでとても便利です。
中学受験を準備するならいつからがいいのかの結論
…結論としては
小学3年生の2月から
中学受験専門の塾に入って対策することが、大切です。
でもその前に、できるだけ経験を積んでおけば勉強に数多くものが結びつきます。
かけがえのない学童期の体験
最近は井戸で水を出したことがない子や、やじろべえを作ったことのない子、草むらに入ったことのない子などがいます。
小学3年生までは、勉強の基礎を確実にやって、興味をたくさん刺激し、来るときに問題集からたくさんのものを吸収できるように土壌を作るのが大事だと思います。
私は、小学3年生までにもっといろいろな体験ができたのではないか…と悔やまれる部分もあるのは確かです。
それでも、なんとか英検を取り、漢検をこなし、本の出会いに導き、たくさん旅行をして名所をまわり、パズルをたくさんさせたことは、今さまざまな実を結び始めています。
中学受験を考えたら、他の子ができることを見るのではなく自分のペースで知育できればと思います。
すぐには実を結ばなくても、知育の種まきが興味の素に必ずなるのです。
中学受験に特化した社会科旅行 京都編はこちら
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